それではうんちとは一体何でしょう?食べ物が消化吸収された後の残りカス?や身体の中で要らなくなったものということはなんとなくわかりますよね。それではその成分は具体的に何でしょう?それについて少しまとめてみたいと思います
便の成分は大まかに 1. 水分(消化液含む) 2. 食べかす 3. 腸粘膜から剥がれた細胞 4.腸内細菌(生きたものや死骸) などから構成されています。
それでは便の成分について更に詳しく解説をして行きます。
便の成分その1. 水
便の成分で一番多いのは、水分で70~80%の割合を占めています。
この水分割合ですと形もよく、健康的な便になります。口から取った水分は大腸でかなり体内に吸収されますが、ある程度以上は便として排泄されます。それ故、水分摂取が低下すると含まれる水分の割合が低くなり便は硬くなり便秘し易くなります。また逆に腸管の状態を悪くして水分の吸収ができなくなると水分の割合が高くなり下痢になります。だからこそ適正な水分摂取が便秘の治療に大事だと言うことがわかりますね
便の成分その2. 食べ物の残りカス
食べ物のほとんどは栄養として小腸から吸収されます。しかし中には消化吸収されない成分もあります。
便成分に含まれる食べカスの主な成分は、「食物繊維」です。これが便を形作っています。便秘でお悩みの方なら、食物繊維の重要性はよくご存知ですね。
便の成分その3.体内の不要物質や消化液
私達の体(内臓も血液も含む)は60兆個の細胞からできていると言われています。その中で一番寿命が短いのが、胃や腸壁の消化管上皮細胞で24時間で死んでしまい、新陳代謝はとても激しいものとなってます。古く死んでしまった細胞は便成分の一部として排泄されます。また体内(主に肝臓)で代謝を受けた物質は胆汁として腸管内に排出されます。胆汁は小腸の末端で再吸収され再利用されます。その他、いろんな消化液も含まれています。
便の成分その四、腸内細菌
便1gに1兆個ぐらいの腸内細菌がいます。生きているものや死骸を合わせてです。私達の腸内には100種類100兆個以上の色々な細菌が棲んでいます。 この数は物凄いです。それが絶えずバランスを取って増えたり減ったりしているのです
以上、便の成分について説明させて頂きました。そう考えてみると改めて私達の身体は凄いですよね。
身体の中で絶えず消化液を産生していて、食べものを消化し、また胃や腸の細胞は絶え間なく生まれ変わり、腸内の細菌ももの凄い数が出たり、また増殖したりしながらバランスを取っているのですから
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